2005年05月14日

あさのあつこ著:透明な旅路と

--- 衝動的に殺人を犯してしまった主人公、吉行明敬。
半ば自棄になりながら雨に濡れる山道に車を走らせていた途中、幼い女の子と美しい肌をした少年の2人連れに遭遇する。2人に乞われた吉行は、母親に会うため児童施設から抜け出してきた風なその幼女を家まで送るはめになってしまう。
道中、短時間ながらも2人と行動を共にすることで、吉行は幼女には生き別れた娘にも持ち得なかった慈しむという感情を覚えて行き、少年には以前何処かで会った様な奇妙な感覚を抱くようになる。
自分の過去を知っているのではないのか?そして山で遭難死したという兄を、家族とうまく立ち回ることの出来なかった過去、現在の自分を思い返していく…。


先日読了したローレライとはうって変わって頁に収まってる文字数の少ないこと…!
頁数自体も少ないので、短時間で読了〜。
そして消化不良〜。
初めから曖昧模糊とした展開で、ラストまでそれは変わらず。
読解力の問題なのか、読み終わった後「?」が残ります。再読しても同じような気がする。
でも相変わらず情景描写が巧みで、そしてここでも岡山弁?が心地いい本です。
特にかこは愛らしい。
ただ、モロに表現されている単語が生々しくて、気恥ずかさを覚えました。
中年に差し掛かった男性が主人公なので、ごく普通に捉えればいいはずなんですけど…;
何気ない、そこはかとない色気は普段の児童書での方が数倍感じ取れるような気がします
…って、読み手側の勘違いかも知れませんね(笑)

勘違いさせてくれる作品、大好物vなのでNO.6の続刊、早く出ないかと待ち焦がれてますよ。

そうそう「透明な旅路と」というタイトルのフォントが綺麗。デザインかなぁ。
posted by れお at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2005年05月02日

福井晴敏著 終戦のローレライ 

終戦のローレライ上下巻、読了しました。
読み始めたのは映画が封切りされる以前。GWに入る前まで上巻の半分までしか読めて
なかったのが、残りと下巻を結局3日掛からずに読み終えてしまった。
何で今迄放って置けたんだろう?というくらいに惹き込まれちゃった。やっぱり福井作品だわ。

イージスやターンAとは違って、史実−第2次世界大戦−を軸に壮大なフィクションを絡めた本作。
私自身、いくら戦争を知らない、体験し得ない世代だからといっても、教科書程度の知識はある
はず。なのに、事実あったことなのか、それともまるでフィクションなのか判別できない位の、
入念且つ丁寧な描写に翻弄されました。

ローレライ・システムという脆い切り札を利用し、あるべき終戦の形をもたらそうとした者、
その切り札をシステムとしてではなく、想いを繋ぐ存在として未来へと託した者たち。
ラストに向っていく登場人物ひとりひとりの生が眩しくて、それ故避けられない別れが悲しすぎて、途中何度も何度も胸が詰まり…。
特に絹見艦長の、海軍5省の唱和のところはもう、きました。号泣。

本当にテーマの重い作品ですが、今この時代に読めることの幸せを感じます。
福井さん、ありがとう。大好きだー!

見事イージスを抜いて、私の中で福井作品ランキングTOPに躍り出ましたよ。
ちくそー、あの如月行を抜くなんて(笑)


そうそう、先に映画を見た事の利点が、私には結構あったみたいです。
誠に貧相な想像力の持ち主なので、ローレライ・システムを映像で先に見られたのは大助かり。変に悩むことなく、すんなり受け入れられました。
後、パウラ。やっぱり香椎由宇ちゃんのパウラは嵌り役でしたね…!
小説でのパウラを普通に香椎由宇ちゃん演じるパウラで変換して読めました。違和感まるでなし。
しかし小説版パウラと征人のカワユイこと…!潜水艦内で痴話喧嘩ですよ(笑)
…それを見守る大人たちにちゃっかり萌える自分がいたり(え)

願わくば、フリッツの実写化(?)を見てみたい。諦め切れないよう…!
どなたか叶えてくれないでしょうか。
posted by れお at 22:24 | Comment(2) | TrackBack(2) | 小説

2005年02月14日

お風呂の友

最近入浴時間が長い。
暑い時期だとすぐのぼせるからできないけど、寒い夜にはお風呂でまったりと読書。
至福だぁ。

現在、福井晴敏氏の『終戦のローレライ』を読書中。
…なんだけど、進んでない(>_<)
あんな分厚い本、お風呂で読むべきではないのかも。
登場する人物が半端なく多いのに、その人となりを丁寧に描写してたり
(何れも主人公かと勘違いしちゃう位)
想像し難い軍関係の描写がホントに細かくて、零さず読もうとすると凄く時間がかかる。
結局、1日で読めるペースって20頁くらい?…遅!
こんな調子だと読み終える迄に映画が始まっちゃうよー。
それは困る。

頑張って今日も長風呂だー!
posted by れお at 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2005年02月07日

バッテリー

あさのあつこ先生のインタビューが載ってた。

何だか勿体無くて、買ってから1週間位手をつけなかった最終巻を読んでから、
もう一月近く経つ。早いなぁ…。

野球をメインにした小説のくせに試合が少なかった、とあるけど、
私には試合のシーンが強く印象に残ってるのでちょっと意外だった。
2試合だけだっけ…?えー?
バッターと対峙した時の張り詰めるような緊張感と、
呼吸や心拍数まで伝わってきそうな表現が強烈だったせいかもしれない。
試合ないまま2巻で終了されてなくって、ホントよかった。(ホ)
シリーズが終了してしまった寂しさからまだ読み返せてないんだけど、
ひと通り読み返せたら感想でも書いとこうかな。

今後、瑞垣を主人公にした番外編を書くかもしれない、
とあさの先生はおっしゃってますが是非青波のその後も書いて頂きたいな。兄弟対決とか。
青波は巧よりもしなやかに強いと思うので。
とかいいつつ、巧を応援しちゃいそう(巧ばか)
posted by れお at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

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